発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

問題点【放デイは学童保育のただの受け皿と化して良いか?】


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こんにちは、ともたんです😄

この所ご無沙汰していましたが、放デイとしての価値観みたいなものについて書いてみようと思います。

 

放課後等デイサービスとは通称放デイと言われますが、この役割がいまいち理解されていない気がします。

 

ではどんな点から感じるか分かりますか?

 

それは学童保育との違いの不明瞭さから感じるのです。

 

概念としては区別されているものの、内容に違いが感じられないのではないでしょうか?

 

皆さん、違いを咄嗟に聞かれて答えられますか?

【違いについて❗】

学童保育は、共働きの子どもや親向けに対して、放デイは何らかの障害のある子どもや親に対して、専門的支援を行う施設です。

 

コンセプト自体が異なります。

 

しかし区別がついていないで、なんとなく運営している施設もあるかと思います。

 

私は区別がしっかりされた対応が求められるべきだと感じます。

 

療育であるならば、時間を決めて集中的に行う必要があると思うのです。

集中力には限りがあるのだから、時間が終わったら帰ることこそがあるべき姿のはずです。

 

けれども療育に必要な時間を過ぎても、お預かりする施設があります。

ここに隠れた問題点が見られます。

 

【お預かり問題点とは?】

①子どもも手持ち無沙汰になる。

②先生にも負荷がかかる。

③子ども側から見ても、何をするためにいる

 のか曖昧になり、ワガママになる。

 

①本来子どものための支援であるはずなのに、子どもよりも親の都合に左右される傾向があり、よって子どもがやることなく困ることになります。

 

②お預かりしている時間は、先生方の責任が問われることになり、子どもたちと遊ばなければならず、やるべき仕事に手が回らなくなリます。

 

③子どもにも負荷がかかります。時間が長いと間延びしてしまい、全体的にタラ~ンとしてしまいます。

またいる目的が認識されていないため、自分都合にもっていこうとします。

 

これでは放デイの存在意義がぐらつくことになります。

 

さらに近年では、在宅ワークやテレワークが主流となりつつある中、放デイ等の施設では在宅ワークやテレワーク等の勤務は厳しいと言えます。

 

どんなに長い時間お預かりしても、時間に関係なく、1日来所されたら1回と考えられるだけなのです。

 

先生方も人間、気持ちも体力も疲れるのです。

だからこそ考えてほしいです。

 

1日1回と考えるだけでなく、長い時間お預かりしたら、その担当した先生方にも、何らかのご褒美的な対応をするべきではないでしょうか?

 

高齢化社会である我が国、介護にしても放デイの支援にしても、まだまだ人が必要です。

勿論人の部分を補うロボットがあることも知っていますが、今すぐ人を外して運営は出来ません。

 

だから燃え尽き症候群になる前に大事なことを見つめ直すべきだと、私は言いたいです。

 

今後も色々な改善点について書いていきますので、宜しくお願いします。