発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

「発達障害の子どもへの宿題の取り組ませ方」について🏠

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今日は【発達障害を抱えているお子様に、どのように宿題をしてもらったら良いか】について書きたいと思います❗

まずはお子様は学校の普通級の在籍ですか、それとも支援級の在籍でしょうか❓

これはとても大事なことなのです☝
なぜなら宿題の出され方が異なるからです。

それでは普通級から見ていきます👀

【普通級の宿題の出され方】

低学年・・・主に漢字ドリルの単元の漢字・算数ドリル
の単元の所やプリント等
時にテストの間違えた所のやり直し

高学年・・・上記に自主学習がプラス

※高学年は中学校を見据えて、自分で何をするか
考えて取り組む力を身につけるため、自主学習
が入る。

これらを発達障害のあるお子様に全て取り組ませよう!とすると、お子様はもとより親は大変な労力を必要とします😰

もしも終わらなかったら、親はお子様を叱るでしょうし、お子様も「自分は頭がバカだ。」と思ってしまう可能性があります。

悪循環のスパイラルに陥るでしょう。

そうならないためにはどうしたら良いでしょうか❓

答えはむやみやたらと宿題をさせるのではなく、調整することなのです❗

1つ例を挙げてみましょう☝

(国語の漢字ドリル)

漢字「春」 という漢字を書くのが宿題だとします。ノートに大体大きく「春」という漢字を書きます。その下に読みや画数、さらには部首を色をつけたりしてから、ひたすら新出漢字を20個位書きます。

なんと 20個😲 ですよ。

真剣にしかも丁寧に1画1画書いていたら、腱鞘炎になりそうではありませんか❓

誰だって嫌になります。

そこを私は放デイの先生をしていますので、直接学校の先生に宿題の出し方を交渉してみました。

どういう風に交渉したかと言いますと、20個漢字を書くのを半分の10個にしてもらいました。

すると2行書かなくてはいけなかったのが減り、集中力が続き、やり終えられたのです❗

それ以外には、教科の出し方です。

(教科を絞る)

量を減らすだけでなく、教科の出し方を交互にしてもらいました。
国語を出した日は算数を出さないようにして頂き、逆に算数を出した日は国語を出さないようにしてもらったのです。

そうすることで負担が減り、やり遂げられ、宿題を無事提出出来るようになったのです🎵

このきっかけで、そのお子様は自信が少しつき、今では自ら進んでランドセルから取り出して宿題をするようになりました✨。

ねぇみなさん、子どもたちの能力は凄いと思いませんか❓

まだまだ話足りないのですが、今日はこの辺にしておきます。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。