発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

【不登校の子どもたちや親へのメッセージ】

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今日はそろそろ学校が始まるこの時期ならでわの【不登校問題】についてお話します❗

新聞にも取り上げられているように、『学校』という文字がちらつく今頃、子どもたちの心は何とも言えない、言葉では言い表せない寂寥感に追い込まれます。

子どもたちも親も分かっているからなのです❗もうすぐ2学期が始まるから、学期に行かなくては行けないと・・・・・・。

最初から行かないと決められれば苦しまないのですが、大人=仕事で子ども=学校に行くことという図式が頭に入っているから、学校に行かないことに罪悪感を感じてしまうのです。

そのルールを守れない自分を正当化する理由を探し求めるけれども、納得のいく答えを見つけられないと、ますます自分を否定し、そうしているうちに否定している自分に耐えられなくなります。
その時に自分の境遇や将来の不安等を打ち消すために、全てを放棄することを思いつくのです。
結果『自殺』という悲しい結末を選んでしまうのです。

ではこの時期をどう過ごせば良いでしょうか❓

不登校や自殺をさせないために出来ること☝】

まず学校の夏休みの形態を変えることでしょう。

7月の下旬から8月末まで休みになる間、子どもたちは学校には行きません。
急に9月になって始まるのです。この期間の差が激しいために、行く時期になると負担になります❗

しかも夏休み入ってすぐラジオ体操📻をして、8月の最初の週で終わります。解放されて自分なりの生活週間が出来た頃に、学校が始まるためにその週間を崩さなくてはいけなくなるのは面倒ですし、体にも良くはありません😨

夏休みの最初の時期に学校に行く行事を集中させるのではなく、後半近くにも分けるのです。
そうすれば、学校に行く週間を取り戻しやすいと言えるでしょう。
実際に私が学校に通っていた頃、9月までに1回準備登校があり、そのおかげで気持ちが学校モードになりやすかった経験があります❗

この件に関してはまだまだ策はありますが、次に話を進めます。

子どもたちにどう話しかけるかです❗

不登校の子どもたちにどう接するか❓】

出来れば予防したい所です。

しかし学校に来れない子どもたちがいた場合、接し方が重要です。
色んな方々がおっしゃっていますし、その考え方も大事です。

でも原因が必ずあります。その原因次第で対処を変えていく必要があるのです。

そのために子どもから本音を聞くことです。子どものメンタルな部分からなのか、外的要因からなのかを聞き取り調査が求められます。

私は無理は禁物だと思いますが、だからと言って「あなたが学校に来たくなるまで待つよ❗)という声がけは逆効果だと思います。

この声がけでは本人に「一生学校に来なくて良いですよ。あなたがいなくても学校は機能しますからね」というメッセージが伝わってしまう恐れがあるからです❗

やはり根気強く、話を聞いたり話をして、出来るだけ早く学校に戻れる素地創りが必要だと感じていま
す。

【自殺をしたいと思っている人へのメッセージは】

今だけにとらわれずに将来を見て、自殺を引き止めようとする傾向にも問題があります❗

なぜなら生きているのは今ここであり、今が見えないのに、明るい将来を描けるはずがないからです。

私はだったらこう言ってほしい📢

死にたい気持ちは理解しようと思う。ただ死ぬ前に1つでも勝ってから死ねば。あなたを馬鹿にしたりいじめたりした人たちにぎゃくんと言わせてから死んでも遅くないよね。

『極端に明るい将来が皆にある』と力説だけはしないでほしいのです。

だって苦しみの渦中にいる人には、輝く将来を匂わされる度に、そう言っているあなたはテレビやラジオに出られている勝ち組じゃないかと思い、伝えたい真髄が入らないからです❗

私は不登校や自殺について考える時、今の日本には将来ではなくて、生きたい(行きたい)未来が見えないことが原因であり、見える社会に変えていくことが急務だと感じています❗

具体的には選びたい時に選べる選択肢を広げることが解決の糸口に繋がると思います。

事実は小説より奇なり、ならぬ実体験は何物よりも強し✨

これからもこういう問題に向き合っていきたいと思います❗

今日もお読み頂きありがとうございました😆💕✨

何か質問等ありましたら、気軽に下さいね🎵