発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

SOS サインを見逃すな⚠人との関わり方を学ぼう❗

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いきなりですが、みなさんは隣の人や近所の人とよく話をしますか❓

もしくは隣の人の家族構成を知っていますか❓

と聞かれて『はい❗よく話をします』と言える人は少ないのではないかと思います。
小学校の時ならば育生会等で保護者同士の接触はあるかと思いますが、中学校さらには高校・大学になるにつれて、地域性が薄くなります。

ここで問題になるのが、孤独と言う現象です😂

それを引き起こす原因に、進学という壁が出てきます。同じ学校に通い同じ定期テストを受けている間は、さほど大きな表面化はせずくすぶり続けています。

ところが高校・大学に進学する頃から、事態は大きく変わります。

高校を出て大学に進学する者、専門学校に進学する者そして高校を出てすぐ就職する者と進路の道が分かれるのです。

どの道を選択しても、いつかは就職をするのですが、この時が第一の人生の岐路に立たされるわけです。

希望の就職が出来る人は少なく、仮に出来たとしても思うような結果が得られず挫折することがあります。

今回取り上げたいのが、挫折を引き起こす【学歴偏重不平等社会】と言うものです。

最近の8050引きこもり問題の発端もここにあります。自分が仕事をしようとしても、時代が買い手市場で会社が雇用しようと思わなければ、働けません😭

そうこうしている間に時間が過ぎて、新卒の人と戦って仕事を勝ち取らなければならなくなります。勝てれば道が開けますが、負け続けていく中で誰も自分を必要となんてしてくれないと思うようになるのです。

すると引きこもりになってしまいます。引きこもりになると本人は孤独になり、それを取り巻く家族は社会から孤立します。
助けを求めたくても、助けを求める方法が分からないのです。

ひと昔前ならば行政に頼ることを恥じる傾向もあったかもしれませんが、最近は大きな事件になる前に何とかしようと思う人も多い気がします。

親が元気でいられる場合は、生活は親の年金等で生きられますが、いつまでもこのままでいける筈がないと考える時、本人も親にも焦りが生じます。

結果事件となってしまいます。

ではどうすれば良いのでしょうか❓

【対策】

雇用に繋げることが大事❗

しかしよ~く考えて見てほしいのです。ずっと働いていない人を会社も採用はしづらいものです。なぜなら何年もかけて人材を育てて来てやっと1人前になるのですが、その蓄積がないわけです。要するに微妙に、でもはっきりと使い勝手が悪く、効率も悪くなる長年働いていない人を雇用するのを避けるのです。

会社は営利を求める所ですから、働いていない期間が長い人を雇わないとなるのです。

だから私は言いたいのです。

会社を一方的に責めても無意味。それよりも会社が雇用したくなるように、働けていない人への支援をもっと充実させるべきです。

また同時に会社への働きかけもするべきです。

近年はハローワークで資格を取って就職に繋げる動きがありますが、資格が取れたらハローワーク側が就職を世話するようにします。

つまり資格取得から就職の手配までをパッケージにするのです。
また採用した会社に手当等を支給します。

ただそれだけだと継続出来ているか分からないので、定期的にチェックする体制も必要です。

やはり制度化するだけでなく、無理なく可動出来る仕組み作りが早急に求められると思います❗

まずは実際に作り実践してみましょう。
そして上手く機能しないならば、随時変えていけば良いのではないでしょうか❓

そうすれば先程の引きこもりから引き金の事件が減ると思います❗

【まとめ】

まずは自助努力➡ダメなら近隣ネットワークも使う➡近隣との関わりが出来ない➡社会的制度の利用

時代によりけり就職がしやすかったりしにくかったりします。それを現在の価値観で評価して、判断レッテルをつけるのはおかしいと感じます📢

また時代のせいにして他人を一方的に羨むのも逃げているだけだと思います。

全てを受け入れて、前向きに行動出来る社会を作りたいと思います❗