発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

『夏休みの過ごし方』について

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いよいよ夏休みが始まりました❗

楽しみにしている子どももいれば、早く9月になるように思っている子どももいます。

勿論親の気持ちも千差万別でしょう。

しかしこの長い夏休みの過ごし方は、色々な意味で大事なのです。

まず夏休みというと、いきなりラジオ体操があります。6時30分に起きて、みんなと一緒に体操をしなければなりません。

朝早く起きるのが苦手な私もしていました。
規則正しい生活をという目的のためなのでしょうが、みんなとしかもそんなに早い時間で行わなくてもと思った自分がいました。

ラジオ体操を出たくないお子様の場合はどうしたら良いでしょうか❓

【ラジオ体操は必須か❓】

結論は出なくても良い❗ です。
体力のないお子様にとっては、自分のペースで生活リズムを作った方が良いからです。

さらに学校のお友だちと上手くいっていないなら、学校でないのに、顔を合わせる苦痛を味合わせる必要はないと考えるからです。

ただ体力はあるが、だらけ癖のあるお子様については出るように仕向けた方が良いと思います。

【宿題】
次に頭を悩ませる宿題です。
これは宿題をやって学校に出すか出さないかで言うのであれば、出すというのが結論です。

この姿勢は将来の生き方にも影響を及ぼしますので、はっきり提出物は出すものと位置づけておいた方が良いです。

ただどのように行うかが問題です。

【宿題との向き合い方】

よくある2つのパターンをご紹介します❗

①やたらと一気に終わらせようとする場合

このタイプのお子様は、集中して問題に取り組みます。そのためやる気がある良い子と思われがちです。しかし逆に切りが良い所までやらないと止められないとも言えます。

このタイプのお子様は切りかえが難しいことが挙げられます。

なのでペース配分を練習するために、1日にこの教科はここまでと決めて実行していけるように指導します。

②答えを丸写ししようとする場合

このタイプのお子様は考えることを苦手としています。けれども宿題は提出しなければならないことは分かっています。そこで丸写しをしようと考えるのです。

このタイプのお子様には、一緒に解こうと声がけしても無理なことがあります。
そこでなぜやるのかを話をしてみることをお勧めします。

納得してくれているか表情から汲み取りつつ、話をしましょう❗

答えを大人が保管して、確認する時は一緒に見ます。

でも一生懸命解いても終わらない時は、残っている日程と分量を見比べて判断します。

つまり宿題を終わらせて提出することが出来れば良いのだから、その時は答えを見て書き写しながら同時に解き方や考え方を説明すれば十分です。


夏休みの過ごし方=大人になっての余暇の過ごし方に関係してきます❗

だからこそ、自分で自分のプランをゆとりを持って立てられるように、今から練習していくことが重要なのです。

人に言われた通りの生き方は自分の生き方ではありません😱

何度失敗しても良いから、自分で納得の出来る生き方を選択出来るように支援していきたいと私は思います。

そのように皆さんは思いませんか❓