発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

『元農水事務次官の事件』についてカウンセラーの立場から思うこと📢

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前回に引き続き、最近起こった息子を殺害した元農水事務次官の事件について書きたいと思います❗

一見すると幸せを絵に描いたような曇りひとつない家族のように見えていたわけですが、実際は苦しみに苛まされていました⚡
ニュースでも報道があったのでご存知だと思いますが、ここでのキーワードは【家庭内暴力】です。

元来日本の司法では民事不介入が基本なため、事件が起こったことが前提なのです❗しかし事件が起きてからでは遅いし、意味がないのです。
悲鳴を上げていても、当事者だけで解決しなければなりません。
解決出来ないからこそ、他人の力が必要なのにです。

家庭内暴力は家族に向けられるため、家族にとっては苦しみです。けれども家族と同じくらい家庭内暴力をしている本人にとっても苦しみなのです。
助けて🆘😱‼叫んでいるようなものだと思います。

自分ではどうにもならないからこそ、理屈では暴力はいけないと分かっていても、暴力でしか気持ちのやり場がないのです。

そして大抵家族は相談を持ちかけようと考えると思いますが、どこに持ちかけたら良いのか分からないのではないでしょうか❓

大事なことは、今後似たような事件が起きないように予防することだと私は思います📢

具体的には①本人に対して、各成長段階で躓いた時の対応②民生委員や児童委員が情報収集する・・・これらの人はその土地の有力者が委ねられることが多いので、情報を収集しやすいと思われるから③家族に対して早いうちから接触して、対応を行う

等の対応が求められると思います❗

親が子どもに手をかけるのは余程切羽詰まった状況でしょう。
精神的に追い込まれてまともな判断が出来なくなる前に、周りの環境が気づけるシステムが構築されれば、事態は変わると思います。