発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

寄り添うのと言いなりになるのを混同するな❗放デイ現場から見る勘違いについて


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みなさん、ご無沙汰しています。

ともたんです😙

私は日々放デイの現場で、子どもたちに接しながら、保護者様のお話をお伺いする機会があります。

 

そこで感じるのは、勘違いが多いということです。

①放デイのスタッフの捉え方違い

②保護者様の勘違い

 

①1つにはスタッフの意識の違いが挙げられ

 ます。

 大きく分けて立場の違いがあります。

 各関係機関の連絡調整や保護者様との面談

 さらには子どもの支援をするにあたり、

 計画を立てる管理者的な立場の者と、その

 計画に従って子どもたちに実際に支援する

 立場の者です。

 

 最初の立場は、児童発達支援管理責任者

 と呼ばれる者で、厚労省や県や市から  

 下りてくる書類に対応しながら、

 様々な仕事を行います。

 

 加算手続きやら申請の手続きやら面談やら

 計画を立てるやら、仕事が大変なのです。

 

 次の立場は指導員、あるいは児童指導員

 と呼ばれる者で、子どもたちに接する

 仕事です。

 

 

これらの立場の者が、組み合わさって成り立つのですが、意味が分かっていないスタッフがいるのです💢

 

授業を1つはやったのだから、後の業務をやらないというスタンスを醸し出すのです。

授業だけが業務ではありません。

しかも他のスタッフが手一杯だったため、お願いした所、かなり嫌な顔をされたのです。

 

本来子どもたちの支援をするのが、まず業務であるのに、自分だけやらされてばかりいると思っており、しかも後で陰口を言うのはもってのほかとしか言いようがありません。

 

保護者様の勘違いについては、出来ない所を伸ばす塾の代わりだと思っている方がいらっしゃいます。

 

はっきり言います。

 

塾ではありません❗

 

保護者様がこうしてほしいという要望に耳を傾けるのは良いことですが、言われたこと全てを叶えようとするのは違いますし、不可能です。

プロであるならば、子どもたちにとって必要なことを必要な時期に行うべきです。

 

一見は何でも聞いて言われた通りやってくれる放デイは良い所と思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか❓

 

親だって分からないから聞くのではないですか❓

なのに言ったことだけを行う所を信用出来ると言い切れますか❓

 

私は日々プロだからこそ思うことをお伝えしています。

時に不愉快に思えるかもしれません。

しかし敢えて言いにくいことを言うには、きちんと見立てを立てて、次の一手を考えているからなのです。

 

放デイが存在する意義、それは保護者様の言いなりになって気に入られることではなく、今をも含めた未来を見据えて、苦しみも悲しみもそして嬉しいことも寄り添える場所であることだと、私は思います。

 

今日もお読み頂き、ありがとうございました✨