発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

活きる場所を取らないで❗放課後等デイサービスの在り方の見直しに意見を申す📢


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こんにちは!

ともたんです😄

 

やっと私もコロナのワクチン予防接種が受けられそうです。

ほっとするやら、怖いやら。

現場では子どもたちの支援に真剣に取り組んでいる先生方がいて、1番感染リスクがある先生方も接種出来るとの事で、児発管としてちょっと安心しました。

 

今日は、放課後等デイサービスの見直しについて触れます。

 

今色々な放課後等デイサービスがあるのは、ご存知ですか?

それぞれの強みを活かした支援をしているようです。

 

この放課後等デイサービスの現状ですが、グレーゾーン切り捨ての方向に向かっているのです。

 

どういうことかと言いますと、現在は重度の障害の児童に加算が厚くなる仕組みになっています。

もちろんこれは悪くありません。

 

しかし実際苦しんでいるのは、重度の児童や保護者だけではないのです!

同等に少し他の児童と馴染めない、あるいは学力的についていこうともがいているけど、ついていけなくて苦しんでいる児童がたくさんいます。

 

怠慢なんじゃないとか、親がしっかりしていないからじゃないとか言われ、親も苦しんでいます。

 

結局学校に居場所を見つけられずに不登校に陥りざるを得ない子どもたちが出てくるわけです。

 

その受け皿、最後の拠り所として放課後等デイサービスが存在しているわけですが、重度じゃないなら身体的ケアは大変じゃないと、思い込まれているようですが、

 

本当は  違う   のです❗

 

情緒的な面やコミュニケーション面、身辺自立面、学習面は相互作用な働きをしているのです。

 

身体的面だけが大変ならば、そこだけをケアすれば良いわけではないと思います。

 

人間は感情のある生き物で、社会で生きていく生き物です。

他の人と折れ合う方法を学ぶ練習も必要な児童もいるのです。

 

私たちは将来社会人になる、日本の戦力になる子どもたちのために、どうしたら協調していけるかなとか、どうしたら苦手な事もチャレンジする気持ちになるかなとか、どうしたら自分の思いを暴力ではなく相手に伝えられるようになるかなと、常に考えをめぐらしながら、支援をし続けています。

 

もし今後改正が行われて、こういう児童のための放課後等デイサービスが消えてしまったら、こういう子たちを見捨てたことになるのではないでしょうか?

 

最後に私は言いたいです📢

 

重度だけでなく、グレーゾーンの子どもたちを支援する放課後等デイサービスは絶対必要です!

 

そして必要かそうでないかの見分け方は、障害の程度で一律に決めるのではなく、何をどう行動したのか(例えば学校の先生と面談したとか、電話でも保護者の相談に乗りどのようなアドバイスをしたのかとか、そしてその結果はどうなったのかまで含める)で判断するべきです。

 

そしてきちんと行っていて保護者からも信頼されているならば、重度の児童の支援と同じ加算にしていくのが妥当だと思います。

 

そうでないとマイナー切り捨て福祉になってしまうと、私は現場で子どもたちや保護者様に接していて危惧しています⚠️

 

お母様やお父様方、みんなで子どもたちの居場所を是非守っていきましょう❗

 

今日もお読み下さり、ありがとうございました🙇