発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

勉強が出来るようにするのに、どうして国語を学習しないのか❓


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ともたんです。

 

今日は学習支援をしていて、やり方違うと感じる点をお話したいと思います📣

 

大体学習支援をする際、多いのが【算数】支援です。

まず算数からという所が多いのが特徴です。

 

ではなぜ【算数】の支援なのでしょうか?

私が思うには、教えやすく結果が見えやすいからだと思います。

 

子どもに教える際説明がしやすいし、単元的に縦割り出来る点が挙げられます。

 

例えば低学年ならば、たし算やひき算だけに絞って教えます。

やり方を理解させれば、子どもが手を使っても計算が出来るようになり、しいては保護者に説明がしやすいからだと言えます。

 

中·高学年ならば、立方体や直方体が出てきますが、公式さえ分かれば答えが出せるようになります。

 

でも本当に大事なのは、❝読解力❞をつけることです。

公式や計算で乗り切れる場合は良いですが、躓き出すのは、文章題だからです。

 

今まで計算ばかりを重視してきて、いきなり国語を頑張りましょうと言われても、きちんと読む習慣がない子にとっては、苦痛でしかありません😭

 

その頃になって、文章を読む練習をし始めても遅い気がします。

多少子どもによりけりなので、一概には言えませんが······。

 

全ての教科において、読解力は必要です。

ならば国語こそ、強化すべきだと思います。

文章を読んで理解する力があれば、算数の問題も解けますし、漢字を覚えることにより社会に出た時にも役立つからです。

 

学習支援をする時には、できるだけ得意な所を伸ばしつつ、同時に弱い所も補うことが求められると思います。

 

私は苦手なことに焦点を当てすぎたら、子どもは自信低下になってしまうと思うので、苦手なことに踏み込むならば、絶対その子にとって得意な所も行っていくべきだと思います。

 

つまり難しいからと言って、いや障害があるからと言って教えないのは、その子の可能性を殺すことに繋がり、教える側の都合なのではないかと感じるのです。

 

勉強はそんなに簡単に結果が出るものばかりではありません。

だから逃げずに、私たち先生たちが向き合うことが大事です。

 

また保護者の方々にもお願いしたいです。

先生たちに思いを言葉で伝えて下さい。

そして話し合いの上で納得したのなら、歩調を合わせて下さい。

 

みんなが同じ目標に向かって歩き出せば、きっと結果が自ずから見えてくると私は思うからです。

 

今日もお読み頂き、ありがとうございました✨