発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

小学校入学の前に考えるべきこと📢

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今日は前回に続き小学校に入学する時に大事な【判断力】について書きます☝

小学校に入る前に就学時健康診断があります。文字通り既往歴等を把握するための健診ですが、そこでは他の意味合いも含まれています。

【学校及びクラス分け】

実は健診を通して、お子様が通う学校を振り分けるのです❗
大きく分けて
①普通学校
②特別支援学校

さらに①は細かく分けられます。
すなわち普通級か支援級かです。

あくまでも教育委員会の判断であり、目安です。
最終的に結論を出すのは、ご両親に委ねられます。

色々な捉え方がありますが、慎重に結論を出さなければならないことは、学校あるいは学級選びです。
その中でも普通学校の普通級に行かせるのか支援級に行かせるのかは、よくよく考える必要があります❗
理由は1度判断をしたら、上がるのがかなり難しくなるからです。
それは先生方の都合というよりは、学力面的な問題なのです。

【学力面的な差異】

普通級のお子様は、先生主導の下で学習指導要領に基づいて画一的に行われます。
つまりこの時期にはこの単元を行い、終了したらテストをする という形で学習が進められます。

しかし支援級のお子様は、お子様の特性を重視して、無理をしないで出来る所までを行うのです❗

子どもたちは置かれる環境に順応します。厳しい環境で普段授業を受けていれば、そんなものだと思います。

しかし楽を覚えてしまうと、なかなか厳しい環境についていくのは難しいと言えるでしょう❗
さらに普通級に上がるためには、相当の努力を必要とします。

仮に上がれたとしても、普通級に馴染めず支援級に戻るということになるかもしれません。

戻る=挫折感を味わうことになるのです😰。

だからこそ安易に上がれるから、とりあえず言われた通りに行かせようとしないで、子どもの特性を見ながら検討した方が良いです。

今日はここまでにします❗
お読み頂きまして、どうもありがとうございました✨