発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

マニュアル人間に任せられる仕事の範疇は❓ 個人の適性と見比べて判断しよう☝

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今日はズバリ『マニュアル人間の人への仕事の振り方』について考えてみよう❗

一時期、脱マニュアル人間化という考え方が流行った。

その時はその考え方が画期的であり、マニュアル人間はダメ❓な人というイメージがついた。

しかし果たして本当にそうだろうか❓

【マニュアル人間とは・・・・】

マニュアル人間とは、文字通りマニュアルがないと仕事が出来なかったり、指示がないと何をしたら良いか分からず、決められたこと以外はやらないか、ただ指示が出るまでぼーっとしている人間のことを一般的に言う。

だが最近新人類が出現している😱

マニュアルに沿ってやる以外に、なんでもかんでもマニュアルを作ろうとする。また近年指示が出される前に動くことを学んでいて行動をするが、前例を踏襲して考えすぎる傾向が見られる。

つまり前例を参考に考えるのではなくて、前例を絶対だと思い行動をするのだ。

確かに何もしないよりは、成長していると言える。

けれども仕事はいつも同じ事態ではない。
臨機応変に対応しなければならない時もある。

前例だとこうだったから、こう対処するだけという考え方では解決出来ない事態も起こる。

また対処している段階で、この案件は自分の手に負えないと思ったならば、ヘルプを出す必要があるのだが、そうしない。

自分はやるべきことをやった、だから終了と思っている。

そして事態がこじれて大騒ぎになってもなお、なぜそうなったのか理由が分からない。

ここで注目したいのは、言い訳をするわけでもないということ📢

新人類は、前例を勉強して行動している自分を高く評価するので、結果が上手くいかなくても自分のせいではないと思う。

人によって多少差はあるが・・・・。

ここまではマニュアル人間=使えない人間という図式に見える。

私が言いたいのはそういうことではない❗

【マニュアル人間を活かす道は・・・】

マニュアル人間にとって、何よりもルーティンは得意分野だ。

やるべきことに優先順位をつけて行うのは難しい反面、決まっていることについては俄然強い。
とにかく仕事が速い。しかも丁寧なのだ。

だからこう思う。

マニュアルに沿って行うことに適している人と、自分で優先順位をつけて発想豊かに行動するのが適している人とがいるのではないかと。

そしてマニュアル型人間のタイプは、指導する側よりも指示されたことをきちんと行うことが良い❗

なぜなら指導者となると、物も人も管理出来る必要がある。
全体的に見渡して必要な所に必要な分だけ配置しなければならず、ペース配分が求められる。

マニュアル人間は頭で計算して答えを出すまでに時間はかかるし、出した答えの検証をするには不向きだからだ。

【結論】

このように見てきたが、マニュアル型人間の人には、事務職が向いているというわけではない❗

事務職だから向くというより、むしろ仕事を創造するのではなく、与えられた仕事を忠実にこなす方が能力を発揮する。

良い悪いの問題ではない。

序列をつけるのは簡単だ。
しかしそれは断然無意味なことだと思う。

何事にも適材適所があるように、その人の得意な所を伸ばすことが人を活かすように、仕事でも十分な結果を発揮すると思うのだ。

私たち人間は実に弱い存在である。
その弱さを人に悟られたくないために、強がる。
中には自分よりも弱い人を見つけて、その人をいじめる人もいるだろう。

しかし本当に弱いのはいじめられている人ではない。

心底弱いのは人に序列をつけて、人をいじめる側の人だと、私は思う。

私にも弱い所はある。

だがその弱さを隠すことよりも、弱さを認めて受け入れられる強さを持ちたい📢