発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

なぜ人を道連れにしようとするのか?心理から見える気づきから言いたいこと❗


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こんばんは!

今日は他人を道連れにして死のうとする事件が起きたことについて考えてみたいと思います。

 

こういう事件が起こる度に、犯人の言い分が問題になります。

 

今回、人を2名以上殺せば死刑になれると考えたと言われています。

つまり犯人は死にたかったということになります。

 

ではなぜ無差別に人を襲ったのでしょうか?

死にたいのなら、自分だけで死ぬことも出来たはずです。

 

なのにそうしなかった。

 

本当は生きていたかったから?

本当はまだ未来に希望を持っていたから?

自分だけで死ぬのは、嫌だったから?

自分だけで死ぬのは、怖かったから?

 

答えは本人に聞かなければ分かりません。

 

しかし共通しているのは、昔を知る人間からすると、昔は目立たずこんな大事件を起こすタイプではなかったということです。

 

でも起こしたわけです。

 

ここに現代社会の特徴が関係しているように思うのです。

 

誰でも夢を持ち実現させたい。

そしてその夢に向かって必死に努力する。

でもなかなか思うようにいかないうちに、いずれ怒りが込み上げてくる。

 

自分と同世代の人の中に、夢を叶え輝いている人が画面に映し出される度に、自分との距離に虚しさを覚えるようになる。

 

その結果何もかも嫌になるし、自分を評価してくれない社会に怒りの矛先を向けたくなるのです。

だからと言って人を巻き添えにして良いわけはありません。

 

ただ成功者が放つメッセージには、人を傷つける可能性があるということを知るべきです。

 

才能のあるあなただから言えても、皆が真似を出来るわけではないということを!

 

快楽殺人というのもあるかもしれませんが、人を巻き添えにするには、気持ちの拠り所を見つけられなかった人間の、最後に誰かに自分を分かってほしいというシグナルの気がしてなりません。

 

このような悲しい結末を減らすにはどうしたら良いでしょうか?

 

私は子どもたちに伝えるようにしています。

 

夢は叶えられれば素敵だけど、それ以上に夢に向かって努力することが素晴らしいと。

いやいや夢は叶えられなければ意味がないと言われるかもしれません。

もし叶わなかったなら、それ以上にあなたに見合った夢がまだあるのだと思って進みなさいと。

 

どうか叶えられなければと思い込まないで下さい。

 

そして皆に、文明の利器は人を平等にするために開発されたけど、かえって新たな不平等をもたらすこともあり、それが人を巻き添えにする事件の引き金を引くことになり得るということも、伝えたいです。

 

私もまだまだ発展途上国

苦しんでいるのはあなただけじゃない!

もう少しだけ一緒に頑張って見ませんか?

 

今日もここまでお読み頂き、ありがとうございました😅