発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

『児童発達支援管理責任者』の役割とは❓

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今回は職種について書こうと思います。

ズバリ「児童発達支援管理責任者」についてです。
この職種、聞いたことがありますか❓

児童福祉の現場において活躍するのですが、この人たちが何をするためにいるのかを考えていきたいと思います。

主に【個別支援計画書の作成】をするためのアセスメントやモニタリングを作るのが仕事です❗
具体的には親との面談をしたり、各関係機関(学校・病院・相談支援事業所・他の施設)と連携をするための関係構築をするのです。

だから児童発達支援管理責任者に与えられている加算単位も大きいのです。

しかしここで問題があります。

【問題点】
それは質と量の問題です。
元々は入所施設しか想定されておらず、後付けで通所施設が出来ました。

そのため児童発達支援管理責任者(以下児発管とします)に任命する人材を集める必要がありました。

そこで児童に関連する仕事に携わったことがない人に任せることになってしまいました😱
介護経験があれば、高齢者施設しか働いたことがなくてもなれたのです。

元々児童に関連する仕事の経験が全くない人のため、いきなり取りまとめの役を任されて何も出来ず、困ります。

plan(計画を立てる)すらよく分かりません。
適当にアセスメントやモニタリングを立てて、いかにもしているような現状があるのです❗
これでは各関係機関との連携役を担えるはずがありません。

しかし最近では改正されてきています。
なぜ改正されたのでしょうか❓

【必要性】
それは当初思っていたより多くの通所施設が出来てしまったからです。
量は確保出来たものの、質が問われざる得なくなったのです。

今まで参入していなかった事業所が始めたことにより、やってはいるけど、具体的には何をしているか不明という状況が起こりました。

学童保育との違いが曖昧でした。
というより運営している側も、よく分かっておらず手探りの状態だったのです。

そこで児発管の定義が変更になりました。

児童福祉に5年以上携わっていることが条件になりました。
ということは児発管をやっていても、辞めざるを得なくなった方も出てくることになりました。

一見改善されたように見えても、まだまだ不十分です。

次回もっと掘り下げてお話したいと思います❗

今日はここまでお読み頂きありがとうございました💕