発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

いつから支援級から普通級に移れば良いか❓ 将来を見据えた正しい選択をするために❗

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今回はこの時期に悩む学級の選び方についてお話しする。

以前普通学校には大きく分けると①支援級②普通級があるとお話したと思う。

第1の選択の岐路に立たされるのは、小学校に入る前の段階で、就学時前診断の頃だ。
あなたのお子様は○○級相当です という風に診断が下される。

その判断に従うも良し、別の判断をするも良し。

いずれにしても最終的には保護者の判断に委ねられる。

それから1年が経ち次の学年に進級する頃に、普通級に変わろうかそれとも支援級のままでいようか悩むことになる。

そこで先生に相談するも、なかなか答えが見つからないということも多い。

ではもしあなたなら、どうするか❓

【学級を変えるチャンスは❓】

迷ったら、絶対行きたい方を選択した方が良いと思う。
但し条件がある。

条件が満たされる場合だ。


【支援級から普通級に移っても良い条件とは❓】

①支援級から普通級に移ることに対して、保護者の
気持ちが強固である。

②学校側が移ることを認めてくれて、対応してくれ
そうだ。

③子ども自身が行ってみても良いかなという感覚で
あることだ。

④子どもが普通級に変わっても、学力的についてい
けそうだ。

これらが満たされるならば、普通級に変わるチャンスである。

ここで疑問に思われるのは、クラスメートやお友だちとの関係であろう。

支援級にいるお子様が普通級に行って、いきなり大丈夫だろうか❓
溶け込めるだろうか❓

この問題は、避けて通れないものだ。

その不安を少しでもなくすには、『交流制度』を利用することだ。


【交流制度とは・・・❓】
これは普通級に移ることを視野に入れて、特定の時間だけ普通級に行き学習する制度のこと。
その時間が終われば支援級に戻る。

始めは1教科からスタートして、徐々に増やしていく。

そうすれば、次の学年で普通級に移っても戸惑いは少なくて済む。

だからと言って全く戸惑いがなくなるという訳にはいかない。

今までとは異なり、クラスメートが何十人となるのだから。

でも私は言いたい📢

【チャンスがあるのに、試さないのはもったいない❗】

みんなクラス替えした時は馴染みがないので、嫌かもしれない。
しかし段々と気心が知れてきたら、お友だちも出来る可能性があるのだ。

だからchallenge is the best. だと思う。

すぐ判断をするのではなく、せめて1学期が終わる頃まで様子を見てみる必要がある。



普通級には同い年のお友だちがいっぱいいる。色々な事があるかもしれない。
ただその色々悩みながらも、お友だちと喧嘩をしたり謝ったりしながら、これからの長い人生を生きていく社会性を身につけていくのも、子どもたちには貴重な経験となると、私は思う❗

大人になり社会に出た時に、誰かとぶつかることが出てくる。

その時折れ合い方を学んでいなければ、対人関係が上手くいかずドロップアウトしてしまう😱


やはり社会は人との繋がりが重要だ。
生まれつき上手な人もいるが、学習してきたか否かが鍵になると思う。

だからこそ、失敗が許される時期にたくさんの経験を積み重ねてほしい📢

そして自分の価値を、誰よりも自分が信じられるような人に育ってほしい❗

なぜなら自分をしっかり持っている人は、たとえ誰かとぶつかっても帰るべき軸があるからこそ、相手の意見に耳を傾けられるし、相手に寄り添えると私は信じているからだ👍

今日もここまでお読み頂き、ありがとうございました💕