発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

施設の本気度は❓書類から見える力量の探り方


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こんばんは🙋。

今日は『書類』についてのお話です。

どんな施設を利用するにも、利用に関する規約みたいなものがあります。

その中でも、今回は児童の施設、とりわけ通所施設の書類のどこをどのように見れば、施設の実態が分かるかをお教えします❗

どんな書類があるのか❓

①重要事項説明書

②利用申込書

③送迎利用同意書

④持ち物一覧

⑤フェイスシート

個別支援計画書

等が挙げられます。

これらは利用者(保護者)が利用すると決めた時に、契約時に提出するものです。

 

これを受けて、施設側は体験の時の様子を踏まえて個別支援計画書を作成します。

作成し終わったら、この計画で良いか保護者の方に確認してもらいます。

OKが出たら初講日となります。

 

これが利用開始の一連の流れですが、特に支援上大事なのは個別支援計画書です。

なぜならその子どもに合わせた計画書でなければならないからです。そのために生育歴や診断名をフェイスシートに書いて提出してもらうのです。

個別支援計画書の見方とは❓

短期目標と長期目標を挙げます。

短期とは、努力次第で達成出来る目標なければ意味がありません。

だからスモールステップでかつ具体的に欠かれている必要があります。

 

逆に長期目標は、1年後に時間をかけてじっくり達成出来る目標です。

 

また今から話すことは、モニタリング時にも適用出来るので、機会があればご覧頂きたいと思います。

モニタリング•••半年に1度計画書を見なが

        ら、目標が達成出来ている

        か否かを確認すること

 

私は施設の本気度を見る指針としては、やはり目標に着目するべきだと思います。

よく考えてみて下さい❗

面談では、目標を達成し自己肯定感を高められるように、目標を細かく分けて設定しているので、大丈夫ですと言われることが多いです。

しかしその言葉で安心しないで下さい❗

 

短期目標の欄を見ると、漠然とした内容である場合があるのです。

もっともらしく言われてしまうとそんなものかと思ってしまいがちです。

 

でも私からすると、自信のなさや適当感が

強いと思うのです。

 

自信があって本当にその子どもに合った内容ならば、きっと現在何に躓いていて、それが将来どんな不都合さに繋がるかを細かく書けるはずです。

だからこそ、打開するためにこのようなアプローチをかけると言い切れるはずなのです。

 

施設にとって、ある意味怖いのは突っ込まれること)と言えます。

あなたはこう言いましたけど、結果が出ていないと突っ込まれるのが嫌なのです。

そうならないために、含みを持たせたアバウトな内容にしておいて、面談時に口八丁でごまかし乗り切ろうとするのです。

 

結論

まず面談時、話は聞きましょう。

分からないことがあれば、すぐ質問します。

気をつけるべきことは、施設側のペースにならないようにすることです。

施設側の人がおしゃべりな時は要注意です。

口が上手く、丸め込むタイプです。

少し引いて見る必要があります。

 

書類の読み合わせをするか黙って見てみましょう。もししない、あるいはさらっとならば危険⚠️です。

 

最後に書類は持ち帰りじっくり目を通すことをお勧めします。

私は失敗しても良いと思っていますが、後悔だけはしたくないし、皆さんにもしてほしくありません。

 

だから恐れず自分を持って、聞く時は落ち着いて聞き、尋ねる時はきちんと分かるまでいや納得出来るまで尋ねてほしいと思います。