発達障害がある子どもたちのための手引書

発達がゆっくりな子どもたちへの応援ブログです。私は障害のあるお子様が、学校の授業が終わった後や、休業日に通って療育を受けられる通所施設の放課後等デイサービスで学習支援をしている先生です❗子どもたちを教えている立場から見えることをお話しします❗

【新学年に上がるために】しておくと良いこととは❓


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もう早いもので、2月に入りました。

そろそろ子どもたちの心には、次の学年のことが気にかかる時期です。

そこで今日は新学年に上がる前にしておいた方が良いことを書こうと思います❗

 

まず今の置かれている状況から見ていきます。

今クラスが楽しくこのまま変わらなければ良いのにと感じているお子様は、心が揺れ動いています。

そんな中、新学年のことに目を向けようと言われても、ピンとこないはずです。

 

逆に今のクラスが嫌で楽しくないならば、新学年への期待を高めるでしょう。

 

このような中で、どのように毎日を過ごしていけたら良いのでしょうか❓

 

それは『気持ちの整理をする』ことです。

 

クラスを気に入っていようといまいと、現状を見つめさせることが大事だと言えます。気持ちを第三者的に見つめることが出来れば、次にやるべきことが思いつくからです。

 

よくうちの子は、全く勉強嫌いで何も考えようとしないので困るという相談を受けます。

 

そう思っているのは保護者様だけで、子どもたちはよく考えています。

もし考えていないのなら、いつも学校でトラブルを起こしまくっているはずです。

これ以上やったら問題かな〜等と考えながら行動しているから、学校生活が出来ているのです。

 

次に学習面を見つめ直します。

人間ですから、得意な所と苦手な所があります。

本来得意な所を伸ばす方が近道です。

しかし今回取り上げるのは、苦手な所の何を復習するかです。

全てを復習する必要はないです。

いわゆる単発的な問題は捨て、小学6年生や中学生になっても必要な所は、復習しておくと躓きにくくなります。

 

学習面は大切な要素です。

生き抜く上で、知識や知恵がなければ、かなり限定的な、いや制限された生き方になるでしょう。

前にも申し上げましたが、選びたい時に選べる自由を行使出来る力こそが、生き抜く力だと思うからです。

 

さらに対人関係面にも着目します。

具体的には困難さがあるか否かです。

あるならばどういった面で困っているかを見つめ直します。

もしない、あるいは思いつかない時は無理に思いつこうとしないで下さい❗

無理にしようとすれば、そこに偏った見方になり真の困難さを見失うかもしれないからです。

また困難さは存在していたとしても、今はまだそれを見つめるだけの心の受け皿がないために、水面下に押し殺しているのかもしれません。

無理に向き合えば、心が悲鳴を上げるからです。

 

私は子どもたちみんなのことを心から信じています。

同じように保護者様のことも心から尊敬しています。

ただ最近先生という立場が曖昧になってきている気がするのです。

先生の数だけいろんな先生がいても良いとは思います。

しかし先生=お友だちというのは違うのではないかと感じます。

先生ならばやはり人生の師として教え導くべきです。

お子様に嫌われるとか保護者様に文句を言われそうだからとかで、態度を変える先生は先生たる資格はないと思うのです。

 

新学年に上がる前に、今いちど学習面と対人関係面、さらには色々な場所にいる先生の質を見直すことが必要です。

 

さあー始まってからでは遅いです😱

今からお子様とご一緒に話し合って考えてみましょう。

あなたに本当に必要なものは何かを······📣

 

今日もここまでお読み頂き、ありがとうございました🙇‍♀